エアカナダ来たる

近くでミーティングがあったので恒例の休憩と称しての羽田カメラワーク。

ちょうど昨日羽田に就航したばかりのエアカナダのトロント便B777-300ER機が到着。

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146番ゲートに行ってしまったので、展望デッキからは素通りしていくこの光景しか撮れない。

 

エアカナダは成田にはトロント、バンクーバー、カルガリー便が乗り入れているが

3月の羽田拡張で羽田国際線ターミナルに新たに就航した航空会社のひとつ。

今月16日からはB787での運航になる。

それに伴い、成田のトロントが運休になるという話を聞いたが、成田便も残るようだ。

羽田、成田がほぼ同じ時間に飛び立つという一風変わった飛行形態になる。

 

エアカナダの強みは中南米路線。とりわけカリブ海に強く、

アメリカの航空会社が乗り入れていないキューバにも行ける。

何より、9.11以降、アメリカ経由の場合、国際線であってもいったん入国審査を受けて、

かつ手荷物を受け取る必要があるというとても面倒。

それがエアカナダは手荷物はスルーチェックインで最終目的地での受け取り。

中南米はアメリカ経由よりトロント経由が便利かつ、同日乗継が可能と。

 

ちょっとあるとすればトロント・ピアソン空港が世界で最も空港利用料が高い。

チケット代は高くなるかも。

確か羽田がトロントに次ぐ2番目に高い空港だった気がするので

1位と2位が結ばれたことになるね

 

ということで自分もいずれ、東回りで中南米へ行く場合はトロント経由を使うかもしれない。

何よりナイアガラの滝など、カナダ東部へ行くときもこれ

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モロッコを語る11-首都ラバト

2日目の朝、薄暗いホテルの中、バイキングの朝飯。

ウチラのツアーはスーツケースはポーターさんが回収してくれるため

スーツケースは部屋の外へ出していく。

 

カサブランカの朝のはというかモロッコの朝は涼しい。

モロッコは緯度的には東北地方とほぼ同じくらいなんだけど

日の入りは遅くて日の出は遅い。だいたい6時半ごろに太陽が出てくる。

前日、添乗員さんに言われたもうひとつの注意点。

実は旅行中のトラブルが多いのが早朝だ。

朝ぶらっと散歩をしていると、暗い夜道の状態なので危険。

自分も今までも各国で朝RUNをしていたが、添乗員さんの話を聞いて朝は控えることにした。

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朝食を食べた後、昨日近づけなかった旧市街の塔。

仕事に向かう人で混み始める時間だ。

朝8時、ホテルを出発して目的地ティトゥアンへ。

 

ティトゥアンまではバスで5時間の道のり。

ところどころでトイレ休憩をしながら進む。

その途中に首都のラバトを通る。。実は今回のツアーではラバトは入っていなかった。

このラバトも2012年新市街と旧市街がともに世界遺産に登録された、首都でありながら世界遺産なのだ。

ラバトは1912年にモロッコがフランスの保護領になった際、政治の中心地として作られた計画都市。

1956年に独立したときもそのまま首都として設定された。

日本大使館もこの街にある。

 

日本は政治の中心も経済の中心も東京であるため、なぜ首都と経済の中心(カサブランカ)が別なのかと

不思議に思う方も実際多い。世界にはそういった国は数多く、アメリカは首都ワシントンDCだが経済の中心はニューヨーク、

中国は首都北京だが経済の中心は上海、ドイツは首都ベルリンだが経済の中心はEU本部のあるフランクフルト、

イタリアは首都ローマだが最大都市はミラノ、トルコも首都アンカラだが最大都市はイスタンブール。

いずれも日本より大きいじゃないかと思うかもしれないが、四国ほどの大きさのスイスも首都はベルンだが経済の中心はチューリッヒ。

東京がどっちも中心になってしまった要因には港湾都市でもあるからだね。世界中のタンカー、船籍がやってくる。

各国の首都は実は内陸部に多いのだ。東京のデメリットは大災害が起きれば、両方の機能がストップすることだ。

 

添乗員さんやガイドさんもここラバトに寄らないのは勿体無いということで

観光予定はないが、ここでトイレ休憩するという奇策に打って出た!

トイレ休憩場所はムハンマド5世廟のそば。約20分間の休憩中に霊廟を周ることができた。

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早くもイスラム建築大好きの私を興奮させてくれた「ハッサンの塔」

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ハッサンの塔の向かいにあるのがムハンマド5世廟本体

独立後の初代国王ムハンマド5世の霊廟で1971年に建てられた。

ムハンマド5世のほか、その息子で第2代国王のハッサン2世と弟のアブダラーも埋葬。

これら全てもちろん世界遺産である。

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そんな国王の棺を一般公開している!

モロッコではこういった王族や街の霊廟の中を観光客に公開しているところが多々ある。

ちなみにモロッコでは幽霊はいないと考えられているため、お墓の写真は撮ってもOKなのだ。

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こちらが霊廟の門兵。なかなかのイケメンかつ気さくだ。

 

たった20分であったが、首都ラバトの歴史的な建造物の一部を見学できた。

カサブランカと比べると政治の中心とあって静か。

この機転を利かせた休憩のおかげで、本来6ヶ所の世界遺産のスケジュールが7つの世界遺産を巡ることができました。

ラバトを出発して次の目的地へ。

 

 

 

 

 

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モロッコを語る10-初回カサブランカ

ちょうど1ヶ月前のことを書く気がする。

添乗員さん、ガイドさんと共にこれから最終日まで移動に乗るバスへ向かった。

腹の出たガタイの良い男性ドライバー。実はこの方も添乗員さんのお友達。

なんと、全て顔見知りというメンツで実際このあとの行程はとてもスムーズに進む

すごいツアーになった。

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また、もう一人アシスタントで若いあんちゃん。

このバス会社では新人をアシスタントとして帯同させ、接客、観光地の情報、道路状況、カオスな街中の脱出法などを学び、

その後日本でいう二種免許を取得して、ドライバーとしてデビューする仕組み。

このあんちゃんも数年後にはモロッコの大地を駆け巡るバスドライバーになっているはずだ。

 

バスの外装はなかなかかっこいいが中は、狭い席、広い席いろいろある。

ツアー客18人しかいないのでひとりで2列は余裕。

 

さてバスから見るカサブランカの町並みは新鮮そのもの。

モロッコ最大の都市で人口350万人。北アフリカでもエジプトのカイロ(1500万人・世界第17位)と

アレキサンドリア(450万人)に次ぐ第3位だ。

そして、アフリカ有数の港湾都市だ。

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空港を出発して20分くらいするとこの謎の円形建造物と城壁が見えてきた。

この向こう側がメディナ別名旧市街だ。このあと行く各地の旧市街は世界遺産になっているところが多い。

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これが旧市街へのマラケシュ門。

ただ、添乗員さん、ガイドさんから言われたのがこの旧市街はとても治安が悪く、

特に夕方以降の時間帯は命の保障はないと。実際、地元の人でも夕方になると旧市街には近寄らないらしい。

カサブランカはアフリカ有数の港湾都市のため、パナマ船籍など多くの国籍の船が行き交い、

いわゆる気性の荒い人たちが旧市街の安い飲み屋にやってきて、アルコールが入った状態で危険な状態になると。

ホテルに着いた夕飯まで自由時間があったが、誰もここに入らず。

 

初日泊まったホテルが旧市街に近く、ちょっと周辺を散策してたら

2人の現地人に絡まれていきなり気分悪くなった。

初日からモロッコの洗礼を受ける羽目になってしまった。

 

夕飯はホテル内のレストランだったが、まあ証明設備に暗いこと。

これには理由があり、モロッコは山岳部にあるダムの水力発電で電気を作っているのだが

日本のように原発、火力発電所など発電施設がわんさかあるわけではないので

とても電気代が高いそうだ。添乗員さんもモロッコで勤務してたころ滞在1ヶ月目に、

日本と同じように使ってたらなんと4万円もかかったとか!ひやーーーだよな。

基本節電で廊下も部屋も薄暗かった。

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初日ホテルのレストランのおかず。全部食いきれなかった。

 

添乗員さんから言われたのは、できれば腹7分目くらいでおなかいっぱいまで食べないことだそうだ。

これがモロッコの暑さに備える手段の一つ。

というのも、モロッコ料理最初は合わず、胃袋が疲れてしまうのだ。

こんな状態でさらに暑さで疲れて、最悪急性胃腸炎になってしまうと。

カサブランカは海のそばで湿気はあるが地中海性気候で25℃くらいの涼しい気温だが

ここが最も涼しく、これから行くフェズやサルザガード、マラケシュは30℃、40℃。

ここでの添乗員さんの言葉が身に染みる出来事が数日後に起こる。

 

そんなわけで10話目でようやく初日の話が終わるという、

羽田を出発してCDG空港でのトランジット、カサブランカ到着。

次からはささっと進みます。

 

 

 

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モロッコを語る09-カオスなターンテーブル

6月は30日なので厳密には1ヶ月前というべきかだが、

ちょうど1ヶ月前はモロッコへの旅立ちだった。

厳密に言う1ヶ月前のこれ書いてる今頃は、羽田の第1ターミナルにあるカプセルホテル「ファーストキャビン羽田ターミナル1」に泊まってた。

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始発じゃ間に合わないので初の空港お泊り。

泊まったのは写真の「ファーストクラス」のお部屋。ビジネスクラスとの違いはホームページをご覧ください。

カプセルだけどちょっと高い。ただ立地は超便利。次回も使いたいね。

いつもそうだけど、8日以上海外行くと1ヶ月がやたら早いんだよね。

「モロッコを語る」コーナーではまだカサブランカの空港を出ていない。

さてどうなることやら。

 

 

入国審査が終わり、階段下りた先は荷物のターンテーブルだった。

ここで羽田で預けたスーツケースを20時間ぶりに手にする。

ウチラ、パリ発のレーンは一番奥のようだ。

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皆さんといっしょに待っていると、隣のレーンがカオスになっていた。

ハンパない量のスーツケースやらキャリーバックが流れてきている。

しかも自分たちの分をピックアップすると、それにより後ろの荷物がどんどん形が崩れ、

コンベアの出口でハミ出た荷物が外にぼろぼろこぼれてゴミ集積場と化している。

しまいには「詰まって」しまいコンベア停止。

男性がカンドゥーラと女性がアバヤの格好だったのでどこかのアラブから来たのはわかったが

ボードを見に行ったところ、サウジアラビアのジッダ(メッカの近く)からきたサウディア航空(エールフランスと同じスカイチーム)の乗客だった。

さすがはオイルマネーで潤った国民。荷物の追加料金なんぞお構いなしだ。

 

こちらのレーンは至って平和。

パリ便の荷物も出てきて、自分の荷物をピックアップ。

そのまま到着ロビーへ出ると、客待ちのボードを持った人たち中を抜けた。

そこで添乗員さんから説明があり、日本円からモロッコの通貨ディルハムへの両替のお話。

飛行機を降りた後、さっきのターンテーブルのところにある両替所はレートが悪いので両替しないようにという話を聞いていた。

到着ロビーを出たところにある、銀行の両替所がレートが良いことの説明を受ける。

さすがはモロッコに5年住んで、ツアーのコーディネーターをしていた方。よく知っている。

ということで、持ってきたウン万円からまずはこれくらいしか使わんだろう程度の両替をした。

この時点で両替することはないと思っていたのに、終盤腹痛で再度両替するハメになった。

 

そのあと、このツアーで最終日までガイドを務める方と合流。

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別名「マイッタマイッタ」さん。本名をアブドーラさん。

恩年72歳、ガイド暦44年のレジェンド。

日本人のガイドをやることも多く、「参った参った」もそのときに憶えたらしい。

しかもこの方、今回の添乗員さんとも古くからの付き合いがあるという。

なお、モロッコ政府観光省では2種類のガイドのクラスがあり、試験を受けて認定をもらう。

ひとつはその地域限定のローカルガイド、もうひとつがこのマイッタさんが持つモロッコ全土をガイドできる「スルーガイド」。

実際マイッタさん、ホントすごかった・・・迷路のような旧市街の路地裏やモスク近くの木の枝に何が生えているのか

そんな超細かいことまで説明ができる。それはまた追って。

 

そしていよいよ空港の外へ。

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ここで感動に包まれた。ついにこんな俺がアフリカ大陸にその第一歩を刻んだのである。

世界7大陸のうちの4大陸目。

各大陸それぞれ最初の上陸地を挙げると

◆アジア:香港(2000年9月)

ヨーロッパ:オーストリア・グラーツ(2009年2月)

北米:アメリカ・ロサンゼルス(2011年10月)

アフリカ:モロッコ・カサブランカ(2014年5月)

(ヨーロッパは空港から一歩も外へ出ていない上陸はドイツ・フランクフルトが最初(そのままグラーツへ乗り継ぎ))

 

あと、大陸ではないが地域を含めると、オセアニアとして2007年1月にサイパン島に行っている。

残りの3大陸オーストラリア、南米、そして南極上陸ももちろんやる気ですよ!

南極もちゃんと日本からのツアーがあるのでね。

 

そんな感動をもとにバスに乗り込んだ。カサブランカの市街地へ向かう。

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モロッコを語る08-ムハンマド5世国際空港

早いものでモロッコ行って1ヶ月近くが経とうとしているのに

今回の話ではまだカサブランカに着いたところだ。

書いてるのは楽しいので、飽きることなく続くだろう。

 

さて、パリからAF1196便でいよいよ自身初となるアフリカ大陸、

モロッコの玄関口、カサブランカ・ムハンマド5世国際空港に到着したのはカサブランカの時間で午後6時前。

日本時間で翌6月1日の午前2時ごろだ。日本との時差は8時間。

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他の都市にも国際空港はあるが、ここムハンマド5世国際空港がレガシーキャリア系の拠点である。

ウチラは飛行機から出るといったん集合し、入国審査場へ向かう。

確かゲートを出て左手すぐにあった気がする。

憶えているのは、このあと帰国するときの出国審査場と比べてちっぽけな印象。

巨大な会議室?にいくつものイミグレゲートがあるような感じだった。

添乗員さんからモロッコ人はのんびりなので、順番が来るまで1時間近くはかかると聞いていた。

アメリカの空港ではあまりの人の多さに、1時間以上かかっていたがここではのんびりという理由。

 

しかし、幸いなことにそんなに混んではおらず最終的に30分程度で順番がきた。

待っている間にチラチラと周りを見ていると、いろんな人種がいるんだなあと感じた。

自分のちょっと後ろや、隣の列には男性はカンドゥーラに女性は黒のアバヤの典型的なアラブ人、

おそらくサウジから来たものと思われる。子供は泣いたり走ったり隠れたり。

別のところには南部のアフリカからやってきたと思われる黒人、

さらにフランス・スペインからやってきたと思われる白人、

そして我々東洋人。

聞いたところによれば、ユダヤ系もイスラエルから多くやってきていたとのこと(これはまたいずれ書きます)

そんな人種の坩堝のイミグレゲート。

 

さて、モロッコ入国に当たってはパスポート、必要な場合ビザ、入国カードを係員に渡す。

我々日本人は観光で3ヶ月以内の滞在の場合、いわゆる「観光ビザ」は免除なのでビザは不要。

アフリカ諸国ではビザ要の国が多い中、モロッコでの免除は国としての信頼の証。

これだけでも日本人のパスポートが世界最強なのがわかる。

実際、ビザ要の国の人が前にいると、どこの国もそうだが時間がかかる。

そういう人に限って家族連れ。

 

入国カードはもらってすぐ書いてしまったので写真を撮っていなかった。

添乗員さんからもらった見本があるのでそれを貼る。

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詳細な説明は抜き。行くことがあれば説明を受けてください。

これとパスポートを渡して特に問題はなく、何の質問も受けなかった。

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これがモロッコでの出入国のスタンプ。上が出国時、下が入国時。

皆さん最後のページ押されていた。

ちなみに自分は出入国の「スタンプ集め」が好き、

空路だと必ず押されるが、陸路だとチェックだけで終わることもあり押されないと残念がる。

 

なお、ここでは個人特定の恐れがある?ので出していないが

入国時スタンプの下に番号が押されるだがそれが入国番号。

自分たちはツアーなので特に利用することはなかったが、現地でホテルを探したりするときに必要になるそうだ。だから番号が押されてるかをチェック。

係員のゲートを抜けると、警官が立っていてそこでパスポートを軽くチェックがある。

そしてすぐ階段があり、ようやく荷物のターンテーブルだ。

 

荷物受け取りまでやってきたが眠いのでここまで。

ちょっとカオスな事件?があったので次回。

入国関連は検索されることが多いのでので、長く書きました。

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モロッコを語る07-フランス スト情報

ちょっと話は脱線して、フランス面白情報をいくつか。

 

24日からフランスの航空管制官がストライキ

政府が航空関連予算の削減を行なったため、それに抗議するためスト。

日本じゃ考えられないような公務員のストライキ。

離発着のみならず、上空通過する旅客機も影響を受ける

モロッコが1ヶ月遅かったら、何らかの影響?があったかも。

運休もさることながら、例えばANAが本来到着するはずのCDG空港第1ターミナルでなく

エールフランスが利用する第2ターミナルに誘導されるとか、

JALが第2ターミナルでなく、謎の沖止めされるとかありえない事態も考えられる。

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というのも、フランスはスト・デモ大国。

しかもアピールするために、目立つところで目立つようにやるのがフランス流。

 

例えば、来週末開幕のツールドフランスは世界80カ国以上で生中継されているから

よくデモ隊に狙われることが多く、コース(公道のため入場無料)に座り込んで道をふさいでアピール。

別に彼らはレース自体に反対ではない。むしろファンも多い。


あと、以前救急隊員のストでは路上に救急車100台並べたなんてことも。

もちろん119番がかかってきても対応しない。

 

さらに現地情報によれば、明日26日はパリのオルセー美術館やベルサイユ宮殿で職員のストが予定されているとか。

交通機関のストはざらで、先週もフランス鉄道のストがあったとか。

 

鉄道のストといえば、2年前にノルウェーで「当日個人的スト」を経験している。

ノルウェーの首都オスロの中央駅でウチラは特急でスウェーデン・ストックホルムへ移動することになっていた。

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ホームに上がると、すでに他の乗客も列車の到着を待っている。

そこへ駅の係員がやってきて、特急は来ないから代行バスに乗ってくれ!と言われる。

日本人的には「は?」って感じだ。どうやら運転手が個人的に来なかったらしい。

しかも現地の乗客は「まあいつものことよ!」とばかり用意されたバスに向かっていく。

これがヨーロッパである!

 

さらにすごいことに、代行バスに乗せられたわけだが「行き先は一切告げられていない」

このままストックホルムまで行くのか、どこかで降ろされるのかまったく知らされぬままバスは出発。

ちなみオスロからストックホルムまで特急で6時間かかるのである。新幹線なら東京-博多だ。その距離をバスで移動したらどうなる?

トイレ休憩もなく、約3時間走るとどっかの駅前で降ろされた。

駅名度忘れしてしまったが、スウェーデン国内のどっかの駅。

そしてアナウンスに笑撃!なんとそこに「オスロから乗るはずだった特急」がやってきたのである。

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もう笑いが止まらない。

結局予定から1時間程度遅れてストックホルムに着いたんだったかな。

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自分は積極的に文化を受け入れる主義なので

嫌いになるどころかますますヨーロッパが好きになってしまったこの面白さ。

だからカルチャーショックに陥ることは、旅行中1回くらいしかない。

 

ところが今回のモロッコは受け入れるのに時間がかかったことがいくつもあったね。

その辺はおいおい書いていきます。

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モロッコを語る06-消えた乗客

タイトルは誇張かもしれないがそうでもないかもしれない。

さて、シャルルドゴール空港からカサブランカへ向かうAF1196便に乗ったウチラは

シートベルトをして離陸を待っていた。

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これがシート

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間隔はこんな感じ。国際線であるが個人用モニタは着いていない。

海外でA320乗るのは2度目。さほど狭さは感じなかったね。

ここでも通路側。シートは3-3であり、自分の隣つまり中央の席は人がおらず窓側に女性がいた。

 

さて、定刻は過ぎたもののなかなか出発しない。

ヨーロッパだし仕方ないか、みたいなことを考えていたが

そもそも機長室のドアが開いていてコックピット丸見え。

なかなか閉めない。おかしいな?どうした?

 

そのうち、荷物室が空いて詰め込んでるのかゴソゴソしていた。

どこからの便が遅れて、乗り継ぎの荷物を入れているのか?

と思ったらようやく機内放送が流れた。

なんとなく聞いてこれ言ってるのかなみたいな感じで添乗員さんにも確認したら

どうやら、乗っていない乗客がいたらしくその人物の荷物を探しておろしていたと。。。。

乗り遅れかよ!と普通は誰もが思ったが、自分は別のことを想像していた。

 

ある事件をきっかけに、航空規定で乗っていない乗客がいた場合、その人の荷物は降ろして離陸することになった。

今から29年前の今日、1985年6月23日、モントリオールからロンドン・ヒースロー空港に向かっていた

エア・インディア182便が大西洋上で荷物室で爆発し墜落、乗員乗客全員死亡するする事故が起きた。

同日、日本の成田空港でカナダ太平洋航空3便からエアインディア301便に積み替えていた荷物が爆発し

作業員2名が死亡する事件が起きた。

これ、一見別の事件に思われたがともに当時のインドのシーク教徒過激派が起こした同時テロである。

このとき爆発した荷物の持ち主は航空券は購入していたが、荷物だけ預けて搭乗しなかった計画的犯行であった。

 

前も書いたが、ピーチ252便のあわや墜落事件に遭遇して

寝る前にナショジオの「メーデー航空機事故の真実と真相」を毎晩見ており、

このエアインディアの事件も見ていた。

 

そんで今回AF1196便で、積荷を降ろしたと聞いて実は爆破テロ寸前だったのではと

勝手に想像したわけです。

おそらくは何らかの手違いか、ガチで乗り遅れたのだろうけど

もしかしたら危機一髪のところで死を免れたのではないかと・・・

この1ヶ月前にブログにも、まとめサイトも作ったピーチ252便の低空飛行事件

ということで、去年の石垣旅行から自分が飛行機乗るときは何らかのトラブルが発生することは実は継続していた!

台風、台風、大雪、墜落死寸前、そして爆破テロ寸前(あくまで想像です)、5回連続何かが起きていたことに!

 

15時20分の定刻から30分近く遅れて離陸。飛行時間は3時間。

国際線は短くても機内食を出せという規定があるため1回軽食が出た。

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軽食といってもなかなかの量である。

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乗り込む前、ゲートにフランスの名門スポーツ紙レキップが置いてあったので持ち込んだ。

1面はオールドニュース特集で昔のマラドーナの記事や右下にはツールドフランスの優勝者ローラン・フィニョン(故人)が

現役時代息子の乗馬で過ごす記事が出ていた。

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3時間の飛行を終え、ついにモロッコの玄関口、カサブランカ・ムハンマド5世国際空港に到着。

初のアフリカの大地に立つことにウキウキしてところへ、カオスが発生。

そしてあの事件が起きるまで2週間を切ろうとしていた。

続きは次回に

 

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モロッコを語る05-パリ・シャルル・ド・ゴール空港02

さて、サテライトLに移動すると手荷物検査場を通って(気がする)、出発ゲートへ。

今回は約2時間と程よく短い乗り継ぎ時間だったので、ダラダラすることもなかった。

中東経由だと成田発だと、朝4時ごろ到着するため4・5時間待ってないといけないとか

アメリカだと南米便を9時間待ったとかキツイ待ち時間となる。

ラウンジには入れればいいけど、自分はスターアライアンスではないと入れない。

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サテライトL内。自分たちカサブランカ行きは35番ゲートから出発のためこの先へ進む。

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静かなターミナルだがPS3コーナーもある

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空港内にはWI-FIも飛んでいて、15分無料である。

15分はあっという間で、事前にブログやFacebookの文章は飛行機の中で作成して

張り紙アプリに貼っておいたものをコピペ。メールチェックも貴重な時間。

解約したAndroidと2台持っていったが、行きではiPhoneのみ利用。

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やはり空港の魅力は普段見れない旅客機を見られること。

4月から成田には来なくなったエルフラのA380機。

こんな間近で見るのは初めてなのさ。

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正面から!これが2機並んでて目がハートの私。

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そしてこれが、F1アブダビグランプリ塗装のエティハドのA340-600機。

成田・中部便はA330なのでこれも見れない機体

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そしてやってまいりましたEmbraer170機。

【HOP!】とあるが読み方はホップ!ではなくフランス語読みとなるので「オップ!」。

これはエールフランスがライアンエアーやイージージェットなどに対抗するために3社を統合して去年作ったLCC。

フランス国内や近距離の国際線を飛んでいる。こんな2013年なのにhop.comのドメインが取れたのはすげーな。

他にもたくさん写真を撮った。飛行機好きにはたまらんぜよ!でへへ。

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時間が来たので35番ゲートに移動。ターミナルの最奥だった。

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搭乗するAF1196便カサブランカ行きは機体はA320。

近くに「そびえる」A380機よりはるかに小さい機体だが

日本のように近距離線でB773とか使われてるほうが稀なのだ。

さて、いよいよ初上陸となるアフリカ大陸へ向けて出発・・・と思いきやちょっとした事件で遅延する。

その真実は?次回

 

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カタール航空来る

前にも書いたとおり、今日カタール航空が関空・成田に続いて羽田に就航した。

カタール航空は世界に7社しかないスカイトラックス5つ星航空会社で

UAEのエミレーツ、エティハド同様、オイルマネーと効率化で近年勢いを増す中東航空会社のひとつ。

 

この前のモロッコ旅行は当初このカタール羽田便で行くJTBのツアーで今月に行く計画していた。

これを申し込んでいれば、今週からだった(19日は人数足らずで中止になったようだが)。

この6月の時期で10日間この値段は破格!かつ航空会社が就航記念に搭乗率を上げるべく

旅行会社に格安チケットをばら撒くため新規就航路線を使ったツアーが増えるためだ。

結局、会社からの指令で早く行け!ってことになって5月31日発のエールフランス利用のツアーで行くことになった。

そのツアーもエールフランス羽田就航を記念したツアーであるが。

 

自分的にはエールフランス利用で行って良かったよ。シャウエンなど他のツアーでは行かないポイントも行ったし

何よりスケジュールだ。エールフランス利用だと朝7時半に羽田を出発して、パリに着くのが昼過ぎ、

そこからカサブランカへ3時間、現地着いたのは夕方という初日現地泊が実現。

2日目は朝から観光ができる。

 

カタール航空だと羽田からドーハまで11時間、さらにドーハからカサブランカまでまた8時間乗らないといけない。

しかも羽田出発は午前1時なんよ。ツアーは23時集合だが、これだけで「1日目」扱いで飛行機乗るのは「2日目」。

カサブランカ到着は15時過ぎで、2日目の観光は1時間程度という時間のロスだ。

もともと比較していたトルコ航空利用もこれだったし、時間のロスは想定済みだったが、

あまりに早朝エールフランスがすばらしいスケジュールを生み出してくれたわけだ。

 

そんなわけで「新規就航路線」は海外安ツアーが生まれるキーワードであることを今回知った。

羽田の国際線増加はこれからも進むため、いろんなツアーが期待できる。

カタールに先立つ6月15日にはガルーダ・インドネシア航空のジャカルタ便、7月2日にはエアカナダのトロント便ベトナム航空のハノイ便

10月18日は拡張後初のアメリカ線となるユナイテッドのサンフランシスコ便が就航する。

まあ、楽しみだ。

 

カタール航空はいずれは乗ることになるだろう。

というのもヨーロッパや中東行きで最も安い金額はじき出すのはカタールだからだ。

次に安いのもやはり中東のエアラインでエミレーツとエティハド。

この3つはヨーロッパサッカーでおなじみだね。

カタールはレアルマドリード、エミレーツはアーセナルやACミラン、エティハドはマンCのスポンサーとして有名。

遠くない未来にこれらのレポートもできそうだ。

 

 

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クウェートにLCC

テレ東で毎週火曜日19時から放送してる「ありえへん∞世界」という関ジャニの番組。

ここで不定期に「99%行かないかもしれない世界の秘境」シリーズがある。

今回が第16弾だそうだが、過去にはアゼルバイジャン、ウズベク、タジク、ウクライナ、リトアニアなど

ツアーはあるけど興味なければ行かなそうな国を特集していた。

 

今回は中東の国「クウェート」。かつて湾岸戦争の戦場だったクウェートの今は!?ってことで

湾岸戦争以降はもともと石油の超産出国であったため、サウジやUAEの例に漏れず

オイルマネーでレイティア国家に。8人に一人が資産1億円以上という。。。。

 

さらに、湾岸戦争後に諸事情で感謝した国に日本が入っていなかったこと、

その後自衛隊初のPKO活動でペルシャ湾の地雷撤去、

東日本大震災で世界最高の400億円の支援を行ない、三陸鉄道の全線復旧への話などなど。

 

イスラム文化好きの自分には見逃せない今日の放送。

トルコ、モロッコに続くイスラム訪問の候補地として、今のところイランとウズベキスタンを考えているがクウェートも面白そうだね。

というのもこれまで訪れたトルコとモロッコはイスラム国家だけど、信仰についてはかなりオープンな印象。

特にトルコは国民ひとりひとりの自由に任されており、実際生涯一度もモスクに礼拝したことすらない国民もかなり多いことで知られる。

その点、クウェートのほか、UAE(アブダビ・ドバイ)、カタール、オマーン、バーレーンといった

アラビア半島・ペルシャ湾沿いの国々はサウジアラビアのメッカに近い、ガッチガチの敬虔イスラム国家だ。

いわゆる「本場」のイスラム文化がどんなものか観にいきたい。

生活水準もかなり高いため、モロッコで見たような物乞いする光景はあまり見られないだろう。

ストレスを感じることなく、文化に触れ合えることが期待できる。

 

そんなクウェートだが、明日の夜、いよいよカタール航空が関空・成田に続き羽田へ就航する。

もちろんエミレーツやエティハドでも行けるが、カタールは羽田就航を記念したセールを実施中。

これで安く行ける可能性が広がると思ってたら、フィリピンのLCCセブパシフィック航空が9月から

マニラ-クウェート便就航を発表と。なんとLCCで行ける国になってしまった。セブは成田・関空・中部を結んでいる。

 

しかし、公式で調べた金額はLCCのわりに飛びっきり安いわけではなかった。

スカイスキャナーで見るとむしろカタール航空のほうが安い。

 

さて次の旅行はまだ決めていないが、

海外はたぶんイスラム圏を予定。

クウェートやUAEなどは夏に行こうとは思わない。

気温平気で50℃を超えるし、何よりペルシャ湾沿いは湿気もあって日本よりきついのだ。

行くとしたら11月以降だね。

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