タイトルは誇張かもしれないがそうでもないかもしれない。
さて、シャルルドゴール空港からカサブランカへ向かうAF1196便に乗ったウチラは
シートベルトをして離陸を待っていた。
これがシート
間隔はこんな感じ。国際線であるが個人用モニタは着いていない。
海外でA320乗るのは2度目。さほど狭さは感じなかったね。
ここでも通路側。シートは3-3であり、自分の隣つまり中央の席は人がおらず窓側に女性がいた。
さて、定刻は過ぎたもののなかなか出発しない。
ヨーロッパだし仕方ないか、みたいなことを考えていたが
そもそも機長室のドアが開いていてコックピット丸見え。
なかなか閉めない。おかしいな?どうした?
そのうち、荷物室が空いて詰め込んでるのかゴソゴソしていた。
どこからの便が遅れて、乗り継ぎの荷物を入れているのか?
と思ったらようやく機内放送が流れた。
なんとなく聞いてこれ言ってるのかなみたいな感じで添乗員さんにも確認したら
どうやら、乗っていない乗客がいたらしくその人物の荷物を探しておろしていたと。。。。
乗り遅れかよ!と普通は誰もが思ったが、自分は別のことを想像していた。
ある事件をきっかけに、航空規定で乗っていない乗客がいた場合、その人の荷物は降ろして離陸することになった。
今から29年前の今日、1985年6月23日、モントリオールからロンドン・ヒースロー空港に向かっていた
エア・インディア182便が大西洋上で荷物室で爆発し墜落、乗員乗客全員死亡するする事故が起きた。
同日、日本の成田空港でカナダ太平洋航空3便からエアインディア301便に積み替えていた荷物が爆発し
作業員2名が死亡する事件が起きた。
これ、一見別の事件に思われたがともに当時のインドのシーク教徒過激派が起こした同時テロである。
このとき爆発した荷物の持ち主は航空券は購入していたが、荷物だけ預けて搭乗しなかった計画的犯行であった。
前も書いたが、ピーチ252便のあわや墜落事件に遭遇して
寝る前にナショジオの「メーデー航空機事故の真実と真相」を毎晩見ており、
このエアインディアの事件も見ていた。
そんで今回AF1196便で、積荷を降ろしたと聞いて実は爆破テロ寸前だったのではと
勝手に想像したわけです。
おそらくは何らかの手違いか、ガチで乗り遅れたのだろうけど
もしかしたら危機一髪のところで死を免れたのではないかと・・・
この1ヶ月前にブログにも、まとめサイトも作ったピーチ252便の低空飛行事件。
ということで、去年の石垣旅行から自分が飛行機乗るときは何らかのトラブルが発生することは実は継続していた!
台風、台風、大雪、墜落死寸前、そして爆破テロ寸前(あくまで想像です)、5回連続何かが起きていたことに!
15時20分の定刻から30分近く遅れて離陸。飛行時間は3時間。
国際線は短くても機内食を出せという規定があるため1回軽食が出た。
軽食といってもなかなかの量である。
乗り込む前、ゲートにフランスの名門スポーツ紙レキップが置いてあったので持ち込んだ。
1面はオールドニュース特集で昔のマラドーナの記事や右下にはツールドフランスの優勝者ローラン・フィニョン(故人)が
現役時代息子の乗馬で過ごす記事が出ていた。
3時間の飛行を終え、ついにモロッコの玄関口、カサブランカ・ムハンマド5世国際空港に到着。
初のアフリカの大地に立つことにウキウキしてところへ、カオスが発生。
そしてあの事件が起きるまで2週間を切ろうとしていた。
続きは次回に