モロッコを語る04-パリ-シャルル・ド・ゴール空港

早いものでモロッコから帰国して1週間が経った。

早いとも感じるし、まだ1週間かという感じもある。

それくらい終わってみると印象深い国だった。

 

さて、今回トランジットで利用したパリの玄関口シャルル・ド・ゴール空港

日本からも2014年6月現在、エールフランスが4便、ANAとJALが2便ずつ、アエロフロートが週4便モスクワ経由パリ行きとなるため

1日最大9便もの日本からの直行便が飛ぶ欧米の就航地では最大の便数である。

規模もロンドン・ヒースロー空港に次ぐ2位の座をフランクフルト空港と争っている。

 

シャルルドゴール空港は多くの日本人がフランスを訪れるか、乗り継いで第3国に移動する主要空港であるため

このブログをよく見てくださる方にとってもいずれは訪れる空港になる。

自分には関係ないと思っても、読んでいただければ幸いだ。

 

ターミナルは一応3つに別れている。

第1ターミナルは1974年の開港時から使われている最も古いターミナルで

ANAはこちらで到着と出発をする。

そして第2ターミナルが中心かつ最大の広さをもち、こちらをエールフランスや加盟するスカイチームとJALが使う。

この第2が第2といいながら実際には2A~2Fの7つのターミナルに分かれているため、LCCが主な第3ターミナルと合わせると実質10のターミナルを備えた巨大空港だ。

 

ウチラは第2ターミナルの長距離路線が到着する2Eターミナル。

ちなみに2Eからは一歩も外へ出ていないので、他のターミナルのことはさっぱりわかりません。

なのでここでは2Eの印象を書く。

印象は一言、静か。

ヨーロッパ第2位の空港とあって、どこも賑やかを想像していたんだけど、

チェックインカウンターはやはり人でごった返してるるんだろうなと想像。

 

羽田からの到着時のことを書くと、自分は窓3列の通路側に座っていたが

窓の外を見ながら着陸間近の空港を何とか見ることができた。

まず、第1ターミナルに駐機していたタイ国際航空のA380機が見えた。

着陸後、ターミナルに向かっているとかつてエールフランスが保持していたコンコルド(2003年5月運航終了)の展示が見えた。

到着は2EのサテライトK。

IMG_0195

これが搭乗していた279便の機体。向こう側にはA380が見える。

009

飛行機を降りると、同じ航空会社、同じアライアンス同士の国際線乗り継ぎの乗客は入国審査はせず

写真のフライトボードを見て、次の搭乗ゲートを探す。

第2ターミナル全ての出発便が出ているので、一見探すの大変だろうと思うかもしれないが

出発時間の順番で並んでいるので自分はすぐカサブランカ行きの便を見つけた。

この赤で囲んだやつだね。カサブランカ行きの1196便はL35ゲートから出発とわかる。

これでターミナルシャトル電車の行き先が決定する。

シャトルでサテライトLへ移動した。

 

続きは明日。

Categories: 旅行記 | Leave a comment

モロッコを語る03-モロッコまでの行き方

日本からモロッコ、それどころか現在アフリカへの直行便はない。

去年までエジプト航空が成田と関空に週2便就航していたが、エジプトの革命以降ツアーが中止されて客足が遠のいたため運休。

ということで必ずどこかで乗り継いで向かう必要がある。

 

今回のエールフランスのパリ経由はオーソドックスの昔ながらの行き方なのだ。

というのも、パリからカサブランカやマラケシュは豊富な便で結ばれているからで、

今日本に就航している航空会社で唯一、その日の内にモロッコに到着できるのがエールフランス。

各都市からロイヤルエアモロッコが路線を引いているが、コードシェアしてるわけではないので

日本から行く場合に不便。

これが定番の行き方だったのが、ここ5年で2点大きく変化している。

 

まず一つ目がLCC。ヨーロッパにはライアンエアーイージージェットなど規模の大きな国際線のLCCがある。

このライアンエアーは世界最強のLCCとして有名だが、日本からヨーロッパの都市まで行って、

低価格でモロッコに入ることができる。ただし欠点があって、確かにパリやフランクフルト、ロンドンに就航しているが

シャルルドゴールやヒースローといった大型空港ではなくボーヴェ空港など、郊外の空港を使っているためいちいち移動しなければならない。

イージージェットは大型空港にも乗り入れているので、ライアンエアーよりはいいだろう。ただし現実的ではないしツアーでは絶対に組まれない。

008

これがマラケシュで捉えたイージージェットのA320機。

 

もうひとつがヨーロッパツアーの定番である中東のエアラインで行く方法。

エミレーツ、エティハド、カタール、そしてトルコ航空もモロッコへ低価格で行くやり方だ。

実際、今回のエールフランスで行くツアーは安ツアーでは結構珍しい。

前も書いたとおり、あくまで羽田就航を記念した格安チケットで実現したもの。

ヨーロッパの航空会社は燃料費やらが高いのだ。

その点、中東の航空会社は燃料費はさほど変わらんけども、オイルマネーを活かした新機材投入と

実は徹底したコスト対策でヨーロッパ経由で行くより安さを実現。

 

実際、今回比較したツアーはカタール航空とトルコ航空を利用するもの。

カタールは今週の木曜に実は羽田に就航するのだ。

現在成田と関空に就航している。

中東エアラインでは最も安い価格になることで有名なカタール。

羽田-ドーハで行くツアーは、エールフランスよりなんと6万も安かったのだ

最初これで行くつもりだったが、仕事のスケジュールの都合で5月31日出発にした。

カタール航空にしたかったのは安さだけでなく、ボーイングB787機を使うのね。

しかもまだ納品間もない最新機種で、既存のB777シリーズよりもUSBの電源がついてたり

エンタテインメントが充実していたり、何よりまだ787シリーズは乗ったことが無いので今回乗ってみたかったのがある。

さらに5月27日からドーハ空港から4kmほど海に近づいたハマド国際空港に移転した。

ハマド空港は本来前年4月にオープン予定だったが、工期の遅れで1年も遅れた。

まだ、建設中で完成すれば世界最大のデカサを持つ空港になる。

そんなハマド空港にも行ってみたかった

 

あとトルコ航空を使うプランも、イスタンブール空港のラウンジに入りたかったという単純な理由で比較していた。

ただ、カタールもトルコも共通したデメリットがある。

それは羽田・成田を夜出発するのね。カタールは午前1時出発、トルコは午後10時半出発。

経由地のドーハとイスタンブールには早朝に到着して、乗り継いで午前中出発の便でカサブランカへ向かう。

到着が午後になり、それだけで2日間の観光時間を無駄にする。

さらにドーハ、イスタンブールに11時間かけて到着してなお、また6~8時間かけてカサブランカへ飛ぶ。

この点、エールフランスはパリからカサブランカまで2時間半である。

実際かつてバンコク経由で北欧に行ったが、あれはほんときつかった。

しかも自分は国際線ではほとんど眠れないので、長距離フライト2回やられた上に、一睡もせず観光スタート・・・これはきつい。

ということもあって、数少ない初日現地泊が可能なエールフランス早朝羽田便を選んだわけだ。

 

 

Categories: 旅行記 | Leave a comment

モロッコを語る02-エールフランスAF279便

ちょうど2週間前の今頃は羽田のカプセルホテルで横になっていたな。

今回、まずパリへ向かったAF279便は羽田を朝7時35分に出発する便だ。

20140531-065814-25094603.jpg

279便は3月の羽田国際線ターミナル拡張工事が終わって3月31日に新規就航したもの。

成田を夜21時55分に出発していた277便も羽田に移され293便となり、

成田は昼出発の275便の1便に。つまりは東京発は羽田・成田で1日2→3便に増加したのだ。

そのため、成田の275便はA380の運航が4月で終わってもうた。羽田の犠牲のひとつ。

 

さて、自分が乗る279便はデイリーではなく週5便。

この新規就航便、どうなんだろうと思ってたが、満席には驚いた。事前にこの便を使うツアーをよく見かけた。

実際、自分がHISのカウンターへ向かってるとき、阪急やクラブツーリズムのカウンターも

スペイン10日間とかフランス8日間とか、人が並んでいた。

デイリーに向けてエールフランスが旅行会社に格安航空券をばら撒いていたというわけだ。

今回のモロッコツアーも、エールフランス羽田就航記念である。

006

撮ったのは前日だがフライトインフォメーションの「出発」

7時35分AF279の文字。この時点で羽田に向かってる272便は定刻どおりだったので遅れる心配はなし。

HISのカウンターのあとはエールフランスのKカウンターにすぐに行かず

オンラインチェックイン機でカサブランカまでの便まで全部チェックイン。

席も全て通路側にして印刷されたチケットを受け取り、それを持ってKカウンターで荷物を預けた。

チェックイン機で発行されたチケット持ち用の人の、荷物カウンターがあり、すぐ手続き完了。

007

これがチェックイン機で受け取ったチケット。これでパリまでの279便とカサブランカまでの1196便がセットになっている。

IMG_0130

羽田の江戸園と展望台の間の舞台にはアジサイが飾られている。

普段は何も無い舞台なんだけどね。

IMG_0133

手荷物検査場、出国審査場をくぐって搭乗口142番へ向かうが

114番ゲートまでが今までラストだった。

ここから先が3月の拡張で新たに追加された。

IMG_0134

かなり歩く。

IMG_0135

142番ゲート到着。この周りには売店はおろか自販機もないため

ゲートへ曲がるちょっと前で買出しが必要。

20140531-065814-25094603.jpg

機種はB777-200ER。ボディーのフォントが以前のやつなので

見ただけで古そうなのがわかる。

エールフランスのB777は今月からシートが順次リニューアルされていくのだけど

この時点ではとても期待できない。

IMG_0148

これがエコノミークラスのシート

IMG_0153

シートのモニター。他のと比べかなり小さい。古い機体なのでUSBはおろかAC電源も無い。

映画の本数も少なく、あんま楽しめない機体であった。

自分は左3列側の通路側になったが、見渡す限り見事に満席。

どっか4人がけが空いていたら一人ファーストクラスにしてやろうという魂胆はもろく消え去った。

早朝便で満席は驚いたね。これじゃ成田便のA380に戻されることはないな。

そんな、まさかの出来事の中、定刻どおり7時35分過ぎにブリッジを離れ16Lから離陸しました。

 

そのときの航路

 

 

 

Categories: 旅行記 | Leave a comment

モロッコを語る01

写真の整理は終わった。

サハラの朝日とかかっこいい!これはいずれ見せる。

 

モロッコの基礎知識

場所はここ

1.面積

44.6万平方キロメートル(日本の約1.2倍,西サハラ除く)

2.人口

3,252万人(2012年 世銀)

3.首都

ラバト

4.民族

アラブ人(65%),ベルベル人(30%)

5.言語

アラビア語(公用語),ベルベル語(公用語),フランス語,スペイン語

6.宗教

イスラム教(国教)スンニ派がほとんど

7.近年の歴史

1912年フランス保護領
1956年独立

8.政治

立憲君主制

9.通貨

ディルハム(1DH=12.3円)

10.日本への主な輸出品

イカ、タコ(日本のたこ焼きの70%がモロッコ産らしい)

(データ:外務省HP)

 

モロッコ国歌

背景は世界遺産アイト・ベン・ハッドゥ

Categories: 旅行記 | Leave a comment

整理中

モロッコで撮った一眼レフ1039枚、iPhone700枚、合計1739枚の写真を一通りチェック。

一昨年の北欧が2000枚、去年のトルコ1500枚、スイスが2500枚と決して多いほうではない。

一眼レフの枚数は最少だ。途中、下痢でどうしようも無かったのでiPhoneで撮ってたところも多かったからね。

 

夜間撮影での良いものが増えた。ISOと露出の使い方だな。

三脚持って行かなかったのでまともなのは撮れないとは思っていたが。

現在、いいものを探している。

またここで紹介する予定。

 

お土産類最初で最後の集合写真でもUPするか

IMG_0813

普段はもっと買うんだけど今回は少なめ。

「モロッコの全て」みたいな現地ガイドはいつも5冊くらいは買うが今回は1冊。

右上のマガジンはエールフランスの機内誌だ。いつも最後に乗る便で取ってくる(持ち帰り自由)。

 

ちなみに近所の本屋で昨日発売の別マガとジャンプを購入。

店長さんに聞いたらあるというので先週のジャンプも出してもらった!

ブックオフ(遠い)に行く手間が省けた!

Categories: 旅行記 | Leave a comment

モロッコ旅行記08

無事帰還。旅行という趣味があるのはほんといい!
夕方過ぎ、パリ発エールフランスAF274便で羽田に到着。偏西風に乗って行きより1時間近く早くなる。行き帰りの飛行機は疲れなかったね。4年連続、長距離線になってる慣れか?

274便も通路側にしたがたまたま隣がおらず快適空間。23時25分発だが腹減らせておいたので最初の機内食を晩飯

20140610-014944-6584893.jpg
後は適当に寝ていた。そんなこんなで着陸1時間前に最後の機内食

20140610-015049-6649813.jpg

ついでにこの前に乗った1597便カサブランカ→パリの機内食

20140610-020237-7357756.jpg

Categories: 未分類 | Leave a comment

モロッコ旅行記07

8泊10日モロッコ旅行の最終日。
朝マラケシュからカサブランカへ移動。8日ぶりにカサブランカへ帰ってきた。総距離2400kmらしいがそんなに走ってないのね。トルコのときは3日で2200kmのハイスケジュールだった。

カサブランカは気温は20度前後で気持ちい。マラケシュも日中は35度近くいくが、湿気がないので朝晩はとても涼しい。

最終観光カサブランカではまずモハメド5世広場

20140608-215613-78973720.jpg
最後に素晴らしいものが待っていた!
ハッサン2世モスク。

20140608-215749-79069546.jpg
まだ作られて30年ほどの新しいモスクだがこの美しさ。
写真はどっかのマンションのチラシじゃないぞ。
この塔は高さ200m、モスク全体で10万5千人が入れるそうだ。
また最後にイスラム建築のすげーもの見せてもらった。
次のイスラム巡りを掻き立てる。

20140608-215849-79129688.jpg
あと実は大西洋を見るのも初めて

20140608-215959-79199507.jpg
そのままムハンマド5世空港からエールフランス1597便でパリへ。さらばモロッコ!
今パリ・シャルルドゴール空港で羽田便待っているところ。また後ほど。
シャルルドゴールのフリーWi-Fi15分だけので大変なのだ

Categories: 未分類 | Leave a comment

モロッコ旅行記06

体調どん底の中、ワルザガードからマラケシュ移動。
途中楽しみにしていた、世界遺産アイト・ベン・ハッドゥ。

20140607-161753-58673199.jpg

20140607-161754-58674134.jpg
ハッドゥ一族と人びとが作った異様な要塞。映画のロケで使われたことでも有名で「アラビアのロレンス」「プリンスオブペルシャ」「グラジエーター」などなど。出発地のワルザガードもロケスタジオが作られるほど。

標高2000m越えのアトラス山脈をドライバーの手慣れたハンドル裁きで越えていく

20140607-162237-58957461.jpg

そして今ツアー7つ目の世界遺産となるマラケシュ(旧市街)到着!
モロッコが世界的に知られているのはマラケシュだ。

20140607-162714-59234295.jpg

20140607-162713-59233407.jpg
有名な光景はフナ広場の夜!

20140607-162839-59319141.jpg
サハラと並んでこれを見たかった(テラスの上から)
夕方から屋台、大道芸人が集まり毎日1時くらいまで続く。ときには喧嘩も起きたり、エネルギッシュなモロッコを体感できるのがここ。
ツアーは安いから是非行ってもらいたい。

今日はバヒア宮殿、サーディンの墳墓群、メナラ庭園を観光して残りフラー。特に行きたいところもないのでホテルのプールでのんびり予定。

あしたマラケシュから7日ぶりにカサブランカに戻り、いよいよ帰国の途につきる。今夜が最後の晩餐

Categories: 旅行記 | Leave a comment

モロッコ旅行記05

二度目の肉が当たって医者呼ぶほどだった。
昨日のを簡潔に。

サハラ砂漠の街メルズーガへ。
翌朝、ラクダに乗ってサハラ日の出観賞。
またひとつ世界の秘境に足を踏み入れた。
今ツアー最大の体験。
今エジプトのツアーが催行されない状況下でサハラに行けるのは貴重。
ちなみにサハラはアメリカ合衆国が丸々すっぽり入ってしまう。

20140606-180113-64873850.jpg

20140606-180111-64871596.jpg

20140606-180112-64872574.jpg

20140606-180114-64874773.jpg

Categories: 未分類 | Leave a comment

モロッコ旅行記04

4日目は世界遺産フェズ旧市街1日観光。最初宮殿の門を見た後は旧市街の中を超詳しい現地ガイドさんの案内で進む。人ひとつ通るのもやっとなところや、ロバとすれ違ったり、ラクダの生首が堂々と置かれた店の前を通ったりと7時間近く30度を超える暑さの中徒歩。途中で飽きてしまった。疲れから腹も壊した。アメリカ、トルコに続く3度目の食あたり。

体調キツイのて写真の説明はしない

20140603-214127-78087316.jpg

20140603-214128-78088160.jpg

20140603-214129-78089018.jpg

20140603-214126-78086429.jpg

これだけ説明するか。展望台から見たフェズ旧市街パノラマ

20140603-214652-78412497.jpg

これを書いたのは6月3日の22時、明日はいよいよ今回楽しみだったひとつサハラへ向かう

Categories: 旅行記 | Leave a comment