昨日、第101回ツールドフランス最終ステージ。
アスタナのイタリア人ライダー、ヴェインチェンツォ・ニバリが初優勝。
イタリア人のツール総合優勝は1998年のマルコ・パンターニ以来16年ぶり。
ジロデイタリアでは97回中69回イタリア人が優勝しているが、ツールでは7人目の優勝者で10回目の優勝。
ここ50年でも1965年のフェリーチェ・ジモンディとパンターニ、ニバリの3人しかいない。
さらにニバリは史上6人目の3大グランツール全制覇達成、イタリア人としてもにジモンディ続く2人目。
今年は第1ステージでカヴェンディッシュがゴール手前の落車でいきなりリタイヤ。これでサガンのポイント賞は決定した。総合では第5ステージのパヴェ区間で去年の覇者フルームが落車でリタイヤし、
このステージで2度優勝経験のあるコンタドールがリスク回避もあって遅れた。
これでニバリの優勝は決定したのではないか。
第5ステージの時点で、3分近くコンタドールと差を付けたニバリ。
アスタナのチーム力で、コンタドールとは1分差近くまでは詰められてもそのまま逃げ切ったと予測。
そのコンタドールも第10ステージの落車で膝下の骨を骨折してリタイヤ。
そのあとは、フランス人の「若手」が活躍し、97年のリシャール・ヴィランク以来の表彰台、
かつ84年のフィニョン、レモンのワンツー以来のフランス人2人表彰台。
見てるほうは勝負の興奮は少なく淡々と見ているだけだったな。
ニバリの今後は?逆に来月のヴェルタが面白くなってきた。
総合のポディウムとイタリア国家。中央のマイヨジョーヌがニバリ